☆漬け物樽の使い方☆
◆ 最初のアク抜き・匂い抜き
お米の研ぎ汁を樽の8分目程いれ 3~8時間おきます。
最初 樽が乾燥していると 水が漏れることがあるので
流しか大きなたらい(鍋)などの中で作業します。
このときの水漏れは木が水を含み膨張すれば止まりますので
根気良く作業してください。
素材であるさわら(杉)の香りも
研ぎ汁の脱臭効果で和らぎます。
◆ お手入れ
使用前:樽の内側を濡れた布巾で軽く拭いて使います。
使用中:
【水洗い】合成洗剤や漂白剤を使わず 粉状のクレンザーを使い
(重曹など) 樽の内側と外側を丁寧にたわしで洗って
ください。
【乾 燥】日陰でゆっくり干します。
風通しが良かったり日当たりがいいところでは 急激な
乾燥によって 木が収縮してタガが外れてしまう恐れが
あります。
【保 管】長期間使わない場合は 綿布に包んで保管します。
◆ 木ヤニ(天然樹脂)について
気質や・機構・保管条件によっては 天然木材特有の「ヤニ」が
出ることがあります。
この「ヤニ」は全く無害ですが 気になる場合は市販の薬用アル
コールでふき取ってください。
◆ タガの外れについて
直射日光に当たったり しばらく使っていないときなど
乾燥しすぎてタガが緩んだり外れたりする場合がありますが
樽を逆さまにして タガを元の位置
(タガの締め跡がついている位置)に戻します。
タガを円周に沿って少しずつ樽を回しながら
割り箸の先などで軽く押し込んでください。
一箇所だけ力を入れるとタガが斜めになりますので
少しずつ移動させてください。
その後 お湯か水を樽一杯にはって 1時間ほど放置しておくと
木が膨張してタガはしまった状態になります。